キラン・マズムダール・ショー

著しい躍進を続ける中国とインド、中国には市場があるけれどインドには市場と技術の双方があるといわれます。そのインドにあって技術の機軸を構成している産業がITとバイオテクノロジーです。マズムダール・ショーが1代で業界最大手に育て上げ会長を努めるバイオコンは、インドのシリコンバレーとよばれる高原都市バンガロールの一画にあります。

1978年22歳で1万ルピーの資本金を基に自宅のガレージで彼女がバイコン・インディアを立ち上げた時、バイオテクノロジーはインドではまだ未知の産業でした。酵素の製造から始まった名もない会社を200近くの知的所有権を有する企業に成長させたのみならず、バイオテクノロジーへの新たな時流を作り、インドの基幹産業の1つに押し上げた貢献は大きい、といわれています。

2004年バイコンが上場したとき、インドで最もリッチな女性と称されましたが、富だけではなくパイオニアとして彼女は多くの尊敬を集めています。栄誉を称えマズムダール・ショーに送られた賞は、パドマ・グーシャン勲章、アーンスト&ヤングの「今年の企業家賞」のヘルスケア&ライフサイエンス部門、エコノミック・タイムズ誌の「今年のビジネスウーマン賞」など多数あります。2007年51歳「インドのバイオテック女王」、「インドの発明の母」と称されるこの女性の年収は528億円と推定されていますが、来年は倍増すると予想されます。

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